そのいち
「このコーナーは、TNTに潜む様々な謎を語る…という趣旨らしい。」
「という訳で、第1回は『タロットとトランプ』についてだ。」
「トランプは全53枚で構成される遊具の一つだ。酒場等で賭け事に使用されているのを見かけることもある。」
「次にタロットは魔術師が持ち歩いていることもあるが占い師が占いをする際に用いるのが一般的だ。」
「だが、本来はこれらはそれぞれ小アルカナ、大アルカナと呼ばれ、セットで使用していたものらしい。」
「これらのカードの起源は古く、古代帝国最初期の遺跡からも見つかっている。」
「カードにはそれぞれ星の神が印されており、タロットは光の神、トランプは闇の神をあらわしているといわれる。」
「それぞれのカードがどの神をあらわしているかは下の表のとおりだ。」

0     (愚者)     テラ
I     (魔術師)    ポセイドン
II    (女教皇)    セレネス
III   (女帝)     アフロディーテ
IV    (皇帝)     トレント
V     (教皇)     ドライアド
VI    (恋人)     ヴィーナス
VII   (戦車)     アテナ
VIII  (力)      アレス
IX    (隠者)     土星
X     (運命の輪)   ウロボロス
XI    (正義)     デウス
XII   (吊るされた男) ヘルメス
XIII  (死神)     ネメシス
XIV   (節制)     ネプチューン
XV    (悪魔)     イリス
XVI   (塔)      アリアンロッド
XVII  (星)      無名星
XVIII (月)      ルナ
XIX   (太陽)     アポロ
XX    (審判)     アストライア
XXI   (世界)     ユグドラシル
          

A     バハムート
2     テティス
3     クラーケン
4     ヒュプノス
5     ガイア
6     レイミア
7     アトラス
8     リヴァイアサン
9     ベヒモス
10    ファブニル
J     タナトス
Q     アスラフィル
K     イフリート

JOKER ルシフェル


♠ 力
♥ 愛情
♣ 栄光
♦  財産
「これら36柱が一般的に天星神と呼ばれる神々だ。この36柱に72柱の地星神を加えた108柱が12の大星に集まる主な神々となる。」
「光の神とは即ち滅びの戦においてデウスに味方した神々、闇の神はルシフェルに味方した神々だ。」
「トランプの各スートはそれぞれルシフェルの4つの欲望を表していると言われ、ルシフェルはどのスートにも属さないジョーカーであらわされている。」
「ちなみに『無名星』及び『土星』についてはどのような神が存在するかは伝えられていない。」
「『土星』は光の神々の陣営につきはしたものの、主神を裏切りルシフェル側に付いたその従神のみ名が伝えられており、『無名星』に至っては戦に参加したかどうかさえ不明だという。」
「なお、帝国期に見つかるカードにはジョーカーが2枚存在する場合が多いが、これはルシフェルの司る二面性…即ち『欲望の開放』と『死者の弔い』を表していると考えられている。」
「だが、近年の研究で、このもう一枚のジョーカーは実はネf……」
(キュピーン)
「……なにやら寒気が…今日はここまで、また会おう!!」(脱兎のごとく去る)
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